ケーキ屋さんのクリスマスに向けたケーキプロジェクト(材料や箱などの資材の調達、仕込み、製造、保管、販売(廃棄))は、いつごろからスタートするのでしょう。
クリスマスになれば、店に行けば買えるものと思っていますが、やれ高くなったとか、小さくなったとか言いながら、普通に当り前に買えるのは、ケーキ屋さんのプログラムマネージメントがあってこそ。
でも、お店にとっては、いつまでもクリスマス気分というわけにはいかないようで…
きょうの夕方、大学通りのお高級なスーパーへ冷やかしに行ってみたら、もうクリスマスのPOPをはがして、お正月ヴァージョンへ変身中。
さて、クリスマスから話は逸れますが、またかよと.…たびたび登場のJR中央線グリーン車の話題。
最近は、朝の時間帯に4連続12両編成登場!なんていう荒業を披露するようになったJR東日本。
「ごみを置いていかないで」のアナウンスは相変わらずですが、最近学んだことは、後よりの2両が案外空いていること。
東京行きなら11号車、12号車、高尾行きなら2号車、1号車。時間帯にもよりますが、日中であればかなりの確率で着席可能なことに気づいたのでありました。
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またまたこのグリーン車の話題になって済みません。
ネットニュースによると、中央線グリーン車の設備投資は800億以上かかっているものの、収入は毎年160億くらいはありそうとのこと。
こうなると、多少乗客が迷惑を被ってもダイヤが乱れても「そんなの関係ねえ」で、グリーン車導入に邁進するわけですね。
(乗り物ニュースというサイトに、「中央線グリーン車」はどれだけ“稼げる”のか、という記事がありました)
ところで、きくたろうさまは、民度の低い乗客を排除するために、グリーン車は早く有料化せよとおっしゃいますが、わたしはすこし懐疑的です。
経済力で「民度」を測っておいでのようですが、たとえば、前回申し上げたような「出張でグリーン車が取れないと聞くと、ヘソを曲げる一流企業重役」という類いの方々は、社会的地位があっても経済力があっても、民度低めなのではと思います。
かつての日本には「ぼろは着てても心は錦」という言葉もあり、貧乏な庶民であってもみっともない振る舞いはするなと教育されていたわけです。
また、戦前に高松宮殿下が海軍将校として巡洋艦に乗務していたときは、皇族だからといって特別扱いしないでほしいとおっしゃったそうです。
平成初期には「清貧の思想」という言葉が流行りましたし、ノブレス・オブリージュという言葉もあります。
考えてみると、こういった「ぼろは着てても心は錦」の精神がほとんど失われ、カネさえありゃエラいんだ、となったのは、21世紀初頭の構造改革の時代になってからだと思います。
こんな状態でグリーン車が有料化されても、「オレさまはグリーン料金を払っているぞ」といったクレーマーのお客が次々現れて「お客様対応のため遅れが生じています」となる可能性もあると思っています。
その記事、わたしも読みました。結構細かく全日のグリーン車乗車率を計算して(記事では確か6割、JR東日本は3割)数字をシミュレートしていた記憶があります。確かにおっしゃるとおり経済力があって民度が低いお方の存在は、ごもっともです。ちなみにわたしが子どもの頃は、両親から水前寺清子先生の歌を引き合いに貧乏であってもみっともない真似はするなと言われて育ちました。さて、先日、NHKBSの番組「鉄オタ選手権」で中央線グリーン車を特集していましたが、中央線の酸いも甘いも実感しているわたしは正直、おかしいだろうと腑に落ちない気持ちでおりましたが、耐えきれずに途中で見るのをやめました。以下は、十分あり得るシナリオですね「金は払っているんだぜ」なんていうお客さんが現れたら、事態の収拾に時間がかかって、その間電車は駅に留置…考えただけでも勘弁してよ〜の世界ですね。