2015年04月16日

JT飲料事業撤退に思う 桃の天然水/Roots

いくら名は売れていても身(業界シェアおよび利益)を伴わないと切り捨てられる典型的なビジネスモデルなのだろうか。JTは去る2月に、かつて華原朋美のCM起用でヒットし現在も販売を続けている桃の天然水、テレビコマーシャルで流れていた缶コーヒーRoots等の飲料事業から2015年9月をもって撤退することを発表した。

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Back to Basic ということでJTは、メインのたばこ事業に専念するというが、30年前ならともかく、喫煙することが疎まれるこの時代にはたしてビジネスとして成り立つのだろうか。

不採算部門は厳しい道をたどるのは世の常であるが、JTにとってなんとも難しい決断と思う。

ここにきて大手飲料メーカーの食指が伸びているようだが、今回の撤退買収は、今後に起きるもっと大きな企業/業界再編の序章だと感じる。

たとえば、ICT事業。
ヒューレットパッカードは今年10月に企業エンタープライズ向けコンピュータいわゆるサーバ、クラウドコンピューティングと一般消費者向けパソコンを分社化させる。分社化の行く先は、本業で生き残りをかける今回のJTのたばこ事業とダブって見える。

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posted by きくたろう at 20:20 | Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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